てんかんの年齢層

外傷性てんかんの診断には発作の映像も判断材料になる

てんかん発作は、大脳の神経細胞が無秩序に興奮して起こる発作で、神経細胞が興奮するとその細胞とつながっている体の部分が意思とは関係なく動いてしまいます。
大脳の深部に原因がある場合には、意識がなくなり手足がぴくぴくとする発作を起こすこともあり、原因がわからない場合を特発性、外傷や脳腫瘍など、原因がはっきりしている場合を症候性というように分類しています。

外傷性のてんかんは、交通事故などの外傷をきっかけとして発作が発症するもので、脳の病変を焦点として異常な放電が起こり、それが脳全体に広がってけいれんの発作を起こすことが多いとされています。
この外傷性てんかんには、直後、早期、晩期と3つに分類することができ、受傷後24時間以内に起こるものを直後、受傷後1週間以内に起こるものを早期、受傷後8日以降に起こるものを晩期といいます。
この外傷性てんかんの治療には、薬物療法が一般的で、抗てんかん薬を投与することで効果を発揮します。
ただ外傷性の場合、完治が難しいといわれ、投薬によって進行を遅らせる治療といえます。

外傷性の症状と診断するには、脳波の検査を行い大脳皮質神経の興奮や脳の機能異常を調べます。またCTやMRIなどの画像診断によっても、腫瘍や傷などの構造上の異常を調べていきます。また診断時に発作が起こることも少ないため、正確な診断を行うためには、発作が起きている時の映像を持参することも大切です。
交通事故などで発症してしまった場合には、後遺症として評価してもらうことで賠償責任を問うことも可能ですが、一度示談してしまうと難しくなります。そのため、事故後には、脳波検査などを受けて検査結果を示す書類や診断書を用意しておき、必要な場合には行政書士や弁護士に賠償請求の手続きを依頼するとよいでしょう。