てんかんの年齢層

てんかん治療でベンゾジアゼピン系の薬は不機嫌の症状

抗てんかん薬には様々な種類がありますが、その中には患者に対して慎重な投与を要する種類も少なくありません。
例えば、ベンゾジアゼピン系の抗てんかん薬がその一つとしてあげられます。ベンゾジアゼピン系の薬剤は、パニック障害や不安障害などといった精神症状に対して障害を緩和させるために投与されるもので、その効能からてんかんの治療にも用いられています。てんかんの治療に用いられ始めた頃は、発作の種類に関係なく、治療全般に用いられてきましたが、より有効な抗てんかん薬が開発された現在は、他の抗てんかん薬を補助するために投与されるケースが非常に多くなっています。
ベンゾジアゼピン系の薬を用いる際に注意しなければならないのは、長期間投与を続けることによって身体的もしくは精神的に依存が形成される可能性があることです。ベンゾジアゼピン系の薬は、患者の服用期間が4週間以内であればほぼ問題なく断薬が可能ですが、服用期間が3ヶ月を超えると、減薬を行う過程で睡眠障害や不安、抑うつ、めまい、頭痛、神経過敏、不機嫌などといった離脱症状が起こる可能性があり、急激な減薬や突然の断薬を行うと、妄想や幻覚、せん妄、けいれん発作などといった症状が起こる場合があります。また、突然叫びだしたり、物を投げたり、破壊する行動に出るケースもあります。このような離脱症状は、早ければ6ヶ月程度でおさまっていきますが、上手に離脱させるのに失敗すると数年間続く可能性があります。
現在はてんかんの治療の際にベンゾジアゼピン系の薬がメインとして用いられることは多くなくなったため、てんかんの患者の中で上記のような症状に悩まされる可能性は低いですが、ベンゾジアゼピン系の薬の依存性については頭に入れておくと良いでしょう。